先日最終節が行なわれたプレミアリーグ。マンチェスター・ユナイテッドは中盤まで苦戦したが、後半戦で巻き返して3位まで浮上した。
ブルーノ・フェルナンデスの加入とポール・ポグバの復活、さらにメイソン・グリーンウッドの急激な成長などがあり、チームの状態は一気に変わった。
そのため今夏はかなりチームがオーバーホールされると考えられており、退団する選手の噂も多く流れている。今回は複数メディアの情報から「マンチェスター・ユナイテッドを離れるかもしれない選手」を紹介する。
フィル・ジョーンズ
噂があるクラブ:ウェストハム
2011年にブラックバーンから加入し、将来のキャプテンになると期待されたジョーンズ。センターバック、右サイドバック、ミッドフィルダーとしてプレーし、アレックス・ファーガソンの下で重用された。
しかし時間が経つごとに彼の限界が分かってきた。怪我が成長を妨げ、スピードが落ちてしまい、プレミアリーグのトップレベルでは扱いにくい存在に。かつての指揮官デイヴィッド・モイーズが彼との再会を狙っているとか。
アレクシス・サンチェス
噂があるクラブ:インテル
2018年冬の移籍マーケットで最も話題を集めたのは彼だった。ムヒタリャンとのトレードでマンチェスター・ユナイテッドに加入し、Twitterではピアノの腕も見せつけた。背番号も伝統の7番を与えられた。
ただ、そのあまりにも高い賃金を正当化するだけの活躍は全く見せられず、昨年夏にはインテルへとローン移籍。セリエAでもそれほど活躍はしていないが、今夏はペリシッチとの金銭+トレードで買い取りに向かうとか…。
ジェシー・リンガード
噂があるクラブ:ウェストハム、イタリアのクラブ
ここ数年、マンチェスター・ユナイテッドの中でスケープゴートになっていたリンガード。スールシャール監督の下では若手の台頭でやや立場を落としており、評価が分かれる存在になっている。
まだ27歳と若く、重要なゴールも決められる。その彼にはデイヴィッド・モイーズ率いるウェストハムやイタリアのクラブが関心を持っていると言われる。
クリス・スモーリング
噂があるクラブ:ローマ
今季はマンチェスター・ユナイテッドからローマにローン移籍しているスモーリング。ハリー・マグワイアが加入したことによりメンバーからはじき出される格好となってしまった。
しかし、イタリア・セリエAでは目覚ましいパフォーマンスを見せて評価を高めており、多くのクラブが関心を持っているという。ローマは彼を2000万ポンドで買い取る意向を示しているようだが…。
マルコス・ロホ
噂があるクラブ:ボカ・ジュニオルス、エストゥディアンテス
2014年ワールドカップで優れたパフォーマンスを見せたロホは、直後にルイス・ファン・ハール監督によってマンチェスター・ユナイテッドに呼び寄せられた。
最初はいくつか印象的なプレーを見せたものの、その後怪我によって離脱を繰り返すようになり、ピッチ上で活躍できなくなっていく。ファンからの批判のターゲットにもなってしまい、今季はエストゥディアンテスに貸し出されている。
ディオゴ・ダロット
噂があるクラブ:エヴァートン、バルセロナ、ウェストハム
ジョゼ・モウリーニョ監督によって獲得されたポルトガルの若手サイドバックであるが、怪我もあってこのところはほとんど出番がなくなってしまった。放出対象になっていると伝えられている。
ただ噂はかなり多く、カルロ・アンチェロッティが率いるエヴァートンの他、リーガ優勝を逃したバルセロナ、そしてデイヴィッド・モイーズのウェストハムが手を伸ばしているとか。
フアン・マタ
噂があるクラブ:フェネルバフチェ
今夏のマーケットでジャック・グリリッシュの獲得に動くマンチェスター・ユナイテッド。そのためには資金を調達しなければならず、まずは選手を売却するという。
『Daily Mail』はそのうちの一人がフアン・マタであると伝えている。メディアではトルコの名門フェネルバフチェが接近しているとも。
オディオン・イガロ
噂があるクラブ:上海申花
彼の場合はマンチェスター・ユナイテッドにローンで加入している身。本人は減給になったとしてもプレミアに残りたいという意思を示しており、クラブも彼を買い取りたいだろう。
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上海申花も既にオバフェミ・マーティンスを獲得していることを考えると、残留の芽が出てきたかな…という感も無くはないが、どちらにしろ中国次第である。