ブルージェイズ 有望株・ピアソンのメジャーデビューが決定

ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督は日本時間7月28日、チーム最高の有望株であるネイト・ピアソンを日本時間7月30日に行われるナショナルズ戦に先発させる予定であることを明らかにした。「MLB Pipeline」による球団別プロスペクト・ランキングで1位にランクインし、昨年のフューチャーズ・ゲームにも出場した右腕がいよいよメジャーのマウンドに立つ。

ブルージェイズは、開幕からの4試合で柳賢振(リュ・ヒョンジン)、マット・シューメイカー、トーマス・ハッチ、トレント・ソーントンが先発。日本時間7月29日の開幕5戦目はタナー・ロアークが先発予定となっている。

先発ローテーションの順番通りなら、日本時間7月30日には中4日で柳が先発することになるが、柳が開幕戦で97球を投げたことが考慮され、ピアソンがデビューすることになった。柳は昨年の29先発のうち、中4日で登板したのは7度だけ。中5日が14度、中6日以上の登板も8度あり、シーズン序盤から柳に無理をさせるべきでないという判断に至ったようだ。

ピアソンは最速100マイル超のファストボールが最大の魅力で、昨年はA+級、AA級、AAA級の3階級で合計101.2イニングを投げ、防御率2.30、119奪三振、27与四球、被打率.176、WHIP0.89という支配的なピッチングを展開。今春のオープン戦や夏季キャンプでもその実力を遺憾なく発揮し、首脳陣へのアピールに成功していた。

ピアソンの昇格により、ブルージェイズはチェイス・アンダーソンを欠くなかでも柳、シューメイカー、ソーントン、ロアーク、ピアソンと先発5枚が揃い、日本時間7月28日のナショナルズ戦で勝利投手となったライアン・ボルッキもデプス要員としてブルペンに控えている。ピアソンがメジャーデビュー直後から先発で結果を残すようであれば、山口俊が先発のマウンドに立つ日はさらに遠のくことになりそうだ。

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