【レビュー】都会の空模様と恋人たちの心模様、ウディ・アレン監督の原点回帰ー『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』

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過去の行状が大きく問題視されてるウディ・アレン監督だが、少なくとも、最新作の映画もおかしくなってしまった、ということにはならなかったようだ。

ニューヨーク、ジャズ、セレブ、皮肉まじりの笑い、時折降り始める雨と先の読めないロマンス。

ファンにはたまらない原点回帰、小気味良いウディ・アレンの映画が戻ってきた。

主演はその勢いとどまるところを知らない映画界の貴公子ティモシー・シャラメと、同じく映画界を牽引する若い才能エル・ファニング

これにセレーナ・ゴメスジュード・ロウら魅力たっぷりの役者たちがその脇を固める。

シャラメ演じる風変わりな青年ギャッツビーとアリゾナ出身の天真爛漫な彼女アシュレーの大学生カップル。

ニューヨークを訪問した2人は事前の計画どおり大都会を満喫しようとする。

ところが2人はそれぞれ個性的な都会の人間たちと出会い不思議な関係を築いていき、次第に2人の関係性にも予期しない影響が及ぶことに――。

風変わりで内省的なギャッツビーのキャラクターには雨がよく似合うし、明るい天然のアシュレーのキャラクターはエル・ファニングのコメディセンスが炸裂してる。

レビューを書きながら何だが、なるべく予備知識ゼロで、主演の2人のように真っさらな期待だけ胸にニューヨークを旅するような気分で鑑賞するのがオススメ。

あとは流れに任せる感じで移ろいやすい天気模様と人の心に贅沢に翻弄されてみるのはどうだろう。

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』

■監督・脚本:ウディ・アレン
■撮影監督:ヴィットリオ・ストラーロ
■出演:ティモシー・シャラメ エル・ファニング セレーナ・ゴメス ジュード・ロウ 他

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