豪警察、「誘拐詐欺」で注意喚起 中国人留学生標的

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[シドニー 28日 ロイター] - 豪警察当局は、中国人留学生など外国人の学生を標的にした「誘拐詐欺」事件が多発しているとして、大学や中国当局に警戒を呼び掛けた。

警察によると、典型的な手口としては、犯罪グループが中国の当局者をかたって留学生に電話。中国での犯罪に関与した疑いがあると告げ、法的措置や逮捕を避けるためカネを払うよう要求するというもの。

さらに、誘拐され拘束されているように見える写真や動画を撮影して実家に送るよう強要し、実家から身代金をだまし取るという。

豪警察当局によると、今年に入って8件の「誘拐詐欺」事件が報告されており、被害総額は320万豪ドル(約230万米ドル)に上る。

ニューサウスウェールズ州の警察当局者は、テレビ放映された記者会見で「(詐欺事件が)ここ数カ月で急増している。ほぼ毎週末、被害者が出ている」と指摘。「こうした電話がかかってきたら、電話を切って、警察や大学に通報してほしい。絶対におカネを支払わないように」と呼び掛けた。