警察庁が7月28日に発表した、「令和2年上半期における交通死亡事故の発生状況」によると、2020年6月末現在(182日目)で計上された、65歳以上の高齢者全国交通事故死者は累計778人(前年同期比－23)※となり、総数(1357人)の57.3％を占めています。
都道府県別では22道府県で減少、19都府県で増加していて、佐賀県では前年総数を既に上回っています。
なお、75歳以上の高齢運転者による死亡事故件数は359件(前年同月比＋5)となっています。
※2020年はうるう年のため、前年同月比では1日多くなっている。
■2020年高齢者交通事故死者数(6月末現在：確定値)
【月別】〈都道府県別最多〉
・ 1月：182人(＋22)〈11人 神奈川県・愛知県〉
・ 2月：135人(＋ 9)〈 9人 千葉県・兵庫県〉
・ 3月：120人(－33)〈 7人 神奈川県〉
・ 4月：118人(－19)〈 7人 東京都・愛知県〉
・ 5月：108人(－ 6)〈10人 愛知県〉
・ 6月：115人(＋ 4)〈 8人 新潟県〉
・1日あたり4.27人/5.61時間に1人の割合
・上期死者数［総数比］：2019年801人［56.5％］18年908人［56.6％］17年911人［54.4％］
・ 6月死者数 ： 111人［53.9％］ 137人［54.5％］ 160人［58.0％］
【都道府県別】
全国 778人(－23)［総数比57.3％］
北海道 26人(－ 6)［48.1％］
青森県 6人(－ 8)［54.5％］
秋田県 14人(＋ 2)［63.6％］
岩手県 19人(＋ 5)［73.1％］
宮城県 15人(＋ 5)［55.6％］
山形県 12人(＋ 2)［63.2％］
福島県 12人(－ 8)［48％］
茨城県 25人(－ 9)［64.1％］
栃木県 17人(－11)［63％］
群馬県 11人(± 0)［68.8％］
埼玉県 32人(－ 3)［55.2％］
千葉県 33人(－ 8)［57.9％］
東京都 28人(＋ 8)［43.8％］
神奈川県 29人(± 0)［40.8％］
山梨県 5人(± 0)［55.6％］
長野県 16人(－ 1)［76.2％］
新潟県 22人(－ 1)［68.8％］
富山県 14人(± 0)［82.4％］
石川県 15人(＋ 3)［55.6％］
福井県 11人(＋ 2)［78.6％］
静岡県 32人(＋ 9)［59.3％］
愛知県 43人(＋ 8)［56.6％］
三重県 25人(＋ 8)［59.5％］
岐阜県 13人(－13)［59.1％］
滋賀県 7人(－ 8)［38.9％］
奈良県 9人(± 0)［81.8％］
和歌山県 5人(－ 3)［62.5％］
大阪府 20人(－15)［31.7％］
京都府 18人(＋ 7)［58.1％］
兵庫県 23人(＋ 2)［46.9％］
岡山県 2人(－ 5)［33.3％］
広島県 6人(－ 3)［85.7％］
鳥取県 20人(＋ 4)［58.8％］
島根県 16人(－ 2)［47.1％］
山口県 8人(－ 5)［47.1％］
徳島県 6人(－10)［66.7％］
香川県 22人(＋12)［78.6％］
愛媛県 9人(－ 5)［56.3％］
高知県 12人(＋ 3)［75％］
福岡県 20人(－ 2)［47.6％］
佐賀県 20人(＋14)［90.9％］●
長崎県 14人(＋ 8)［82.4％］
熊本県 18人(－ 1)［81.8％］
大分県 15人(± 0)［62.5％］
宮崎県 13人(－ 1)［68.4％］
鹿児島県 16人(＋ 2)［61.5％］
沖縄県 4人(＋ 1)［50％］
●前年総数の高齢者交通事故死者数に到達した県
【ワースト3】
＜総数＞
1位：43人 愛知県(＋8)
2位：33人 千葉県(－8)
3位：32人 静岡県(＋9)・埼玉県(－3)
＜増減数＞
1位：＋14 佐賀県(20人)
2位：＋12 香川県(22人)
3位：＋ 9 静岡県(32人)
＜高齢者率＞
1位：佐賀県(90.9％)
2位：広島県(85.7％)
3位：富山県・長崎県(82.4％)
