グレゴリー・ポーター、NASA火星探査機「パーセヴェランス」打ち上げ前の歌唱が決定&新曲MVも公開

(C)AMI SIOUX

米航空宇宙局(NASA)は、火星探査機「パーセヴェランス」の打ち上げ前のセレモニーとして、グレゴリー・ポーターによる歌唱が決定したと発表した。

打ち上げが予定されている7月30日に、米カリフォルニアにある彼の自宅から「アメリカ・ザ・ビューティフル」の歌唱が届けられる。NASAの火星探査機打ち上げの際にアーティストが招かれるのは今回のグレゴリー・ポーターが初である。

また、同時に彼の新曲である「コンコード」のリリース、そしてミュージック・ビデオ(MV)の公開もアナウンスされた。MVは宇宙旅行がテーマとなっており、自身の息子と共に宇宙服に身を包んだポーターがフィーチャーされている。新曲が収録される彼のニュー・アルバム「オール・ライズ」は、8月28日に発売予定だ。

今回の決定について、ポーターは「NASAの探査機打ち上げ前の歌唱に招いてもらったことはとても光栄です。子どもの頃から今に至るまで夜空を見上げては宇宙旅行に想いをはせ、それは私のインスピレーションにもなってきました。今回の素晴らしいイベントに参加し、歴史的な瞬間を世界中の人々と共有できることを嬉しく思います」とコメント。

また、探査機打ち上げ放送のエグゼクティヴ・プロデューサーを務めるNASAのポール・ウィジコウスキー氏は、「今回の火星探査機パーセヴェランスの打ち上げは、人類の歴史にとって重要なマイルストーンです。アメリカで起きている様々な苦難に人々が耐えているこのタイミングの打ち上げに、我々は何かしらのサインを感じました。何がアメリカを美しい国たらしめているかということにフォーカスしたいと思い、今回グレゴリー・ポーターに「アメリカ・ザ・ビューティフル」を歌ってほしいとリクエストしたのです」と述べている。

© NASA/JPL-Caltech

「パーセヴェランス」は、7月30日にフロリダ州のケープ・カナベラルから打ち上げられ、最初の発射は日本時間同日の20:50以降に試みられる。探査機は火星での古代生物の痕跡や地理を調査する予定だ。土壌のサンプルなども摂取し、将来的には地球へ帰還する。また、史上初めて火星での音声も録音し、将来的な人類の火星到達などのための新たなテクノロジーのテストも予定している。当日の打ち上げ、そしてポーターの歌唱はNASA Televisionなど多くのサイトで生中継される。

■商品情報

グレゴリー・ポーター『オール・ライズ』

2020年8月28日(金)世界同時発売

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グレゴリー・ポーター / コンコード

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