すすめよう! 男女共同参画

©株式会社VOTE FOR

◆ウルストンクラフトのジレンマを超えて
現状では、私的な領域で家事や育児、介護などの役割を主に担っているのは女性です。そうした私的な領域での男性との負担の「差異」を認めなければ、職場などの公的な領域で表面的な「平等」を求められ、女性は私的な領域での負担が影響し、職場などで低評価を受けることになってしまいます。
一方、育児や介護など私的な領域での女性の特殊性を男性との「差異」として認めると、公的な領域において男女を「平等」に扱うことができなくなってしまいます。
こうした男女の差異と平等に関わる2つの事柄の板ばさみの状況、つまりジレンマに陥っていることを「ウルストンクラフトのジレンマ」といいます。私たちは、ウルストンクラフト(18世紀の社会思想家、作家)が2世紀も前に提起したこのジレンマから今も抜け出せずにいます。
女性が仕事と家庭を両立させ、職場において男性と真に対等な関係を構築するためには、まず、前提条件として、このような「平等」と「差異」のジレンマを女性と男性の双方、そして社会全体でしっかりと受け止めなければなりません。