対馬254ミリの大雨 浸水被害相次ぐ 7月 観測史上最大

 対馬海峡付近に停滞した梅雨前線の影響で、対馬市は28日未明から昼ごろにかけて大雨に見舞われ、市によると、上対馬町鰐浦で床上浸水3棟の被害が出た。
 鰐浦では床下浸水も18棟確認され、上県町を合わせた市内全体の床下浸水は計27棟。長崎地方気象台によると、鰐浦の同日午前11時20分時点での24時間雨量は、7月の観測史上最大の254ミリを記録した。
 市は同日午前1時10分から午後2時半まで両町の3299世帯6520人を対象に避難勧告を出し、5世帯6人が公民館などに一時避難した。
 一方、壱岐市石田町筒城仲触では同日、26日からの大雨で床上浸水1棟が確認された。


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