水谷さん(山田中3年) 青森県勢初の優勝/中学生将棋名人戦/「昨年の雪辱果たせた」

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 第45回中学生将棋名人戦(日本将棋連盟主催)が24、25の両日、東京都中央区の綿商会館で行われ、青森山田中3年の水谷隼也さんが初優勝を果たした。同名人戦での青森県勢の優勝は初めて。

 大会には首都圏を中心に全国から130人が出場した。水谷さんは予選を危なげなく通過すると、トーナメント戦も順調に勝ち進み、決勝で廣瀬弘來さん(埼玉・聖望学園中3年)と対局。難しい形勢の中盤、相手の大きなミスに乗じて優位に立つと一気に押し切り、66手までで優勝を決めた。

 昨年も出場し、惜しくも準優勝だった水谷さんは「優勝を狙っていた。前回の雪辱を果たすことができてうれしい」と喜んだ。新型コロナウイルスによる自粛期間中、オンライン対局で実戦感覚を保つことを心掛けたと言い、「研究した将棋を対局で出せたのが良かった」と振り返った。

 水谷さんは現在、プロ棋士になることも視野に日本将棋連盟の研修会に通っており、「全国の舞台で優勝できたのは、将来に向けて自信になる」と話した。

 同名人戦は全国中学生選抜将棋選手権(山形・天童市)と並ぶ規模と歴史がある中学生の全国大会。優勝者には、藤井聡太棋聖が更新するまでタイトル獲得の最年少記録を持っていた屋敷伸之九段ら多くのプロ棋士も名を連ねている。