好きなお菓子は?  テレビ電話で買い物の入所者

新型コロナウイルスの影響で、現在も面会制限が続いている高齢者施設。

三重県鈴鹿市にある施設では、入所者の日常を映像で家族に伝えるなどの取り組みが行われています。

70代から90代までの29人が入所している介護付き有料老人ホーム、みっかいち。

新型コロナウイルスの影響で2月末から4カ月間、面会を中止していました。

6月末から一部緩和しましたが、三重県や全国で感染が広がる中、7月27日から再び中止しています。

28日、施設のスタッフが向かったのは近くにある駄菓子屋。

スタッフが店内を撮影しながら歩き回ると、入所者がお気に入りのお菓子を選んでいました。

入所者の外出が制限され、施設のイベントも中止が相次ぐ中、スタッフがお店や自宅などを訪れ、入所者とテレビ電話をつなぐことで外出した気分を味わってもらおうと5月から行われている取り組みです。

また、この施設では介護記録を端末上で見られるアプリケーションも導入し、入所者の家族に体調や日常生活を動画や写真で伝えることなど、テレビ電話を活用したオンライン面会なども行っています。

感染すると重症化するリスクが高いことから、さまざまな工夫をしながら入所者や家族の安心やつながりを守っています。

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