2017年WSの再戦で乱闘勃発 ドジャースが逆転勝利

【ドジャース5-2アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

不正なサイン盗み問題に関連する「因縁の対決」として注目を集めていたドジャースとアストロズによる「2017年ワールドシリーズの再戦」は、6回終了時に大方の予想通り、乱闘が勃発。ジョー・ケリーの挑発にカルロス・コレアが反応したのをきっかけに両軍ベンチが空となったが、パンチが交わされることはなく、退場者も出なかった。試合は5回表に5点を奪ったドジャースが5対2で逆転勝利。3番手のブルスダル・グラテロルが今季初勝利(1敗)、7番手のケンリー・ジャンセンが今季初セーブをマークし、アストロズ先発のフランベル・バルデスに今季初黒星(0勝)が記録された。

先発のウォーカー・ビューラーがコレアの1号ソロとタイムリーで2点を失ったドジャースは、5回表に反撃を開始。3連打で無死満塁のチャンスを作ると、ムーキー・ベッツの押し出し四球などで2点を奪って同点とし、ジャスティン・ターナーとコディ・ベリンジャーのタイムリー、クリス・テイラーの押し出し四球で3点を勝ち越して試合をひっくり返した。ビューラー降板後は6人のリリーバーがアストロズ打線をわずか1安打にシャットアウト。反撃を許さず、5対2で逃げ切った。

乱闘勃発のきっかけとなったのは、ドジャース4番手のケリー。アレックス・ブレグマンとコレアに対して身体の近くや後ろを通るような危険なボールを投じ、コレアを空振り三振に仕留めてベンチに戻る際に何か言葉を発してコレアを挑発した。コレアがこれに反応し、一挙に両軍の選手たちがベンチからフィールドへ。乱闘が禁止されているため、パンチが交わされることはなかったが、「2017年ワールドシリーズの再戦」として事前に注目を集めていた通りの展開となった。

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