災害時の無料公衆電話 停電時も回線通じて通話可能

三重県南伊勢町は、災害が発生した際の重要な連絡手段となる特設公衆電話の増設に向け29日、NTT西日本三重支店と協定を結びました。

特設公衆電話は、避難所に設置する臨時の無料公衆電話で、災害発生時に通信規制の対象外となるほか、停電した場合にも電話回線を通じて電力を供給し通話することができます。

NTT西日本三重支店は、特設公衆電話の事前配備を自治体と連携して進めていて、南伊勢町は県内23件目となります。

協定の締結式で、NTT西日本三重支店の杉本渉支店長は「災害に備える上で公衆電話が果たす役目は大きい。いざという時に頼りにしてもらえるよう準備を進めていきたい」と話しました。

南伊勢町の特設公衆電話は、現在5カ所の避難所に設けられ、NTT西日本三重支店では合わせて40カ所に設置することにしています。

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