中野市の20代男性・中学教員が新型コロナ感染 発症後に出勤も授業はせず 感染経路は不明 臨時休業に

長野県内で初めて教員が「新型コロナウイルス」に感染したことがわかりました。

提供:国立感染症研究所

感染が確認されたのは、中野市の南宮中学校の20代男性教員です。中野市によりますと、男性教員は、27日に授業を行い帰宅、その夜、足の痛みがあらわれました。28日の朝、検温し平熱だったため、出勤しましたが、倦怠感が出たため授業を行わず、午前11時に退勤、発熱や咳の症状もあらわれ、市内の医療機関を受診、新型コロナ北信検査センターでPCR検査を実施し、29日に「陽性」が判明しました。

市によりますと、男性教員はクラス担任で部活動の顧問も務めているということです。現時点で他の教職員や生徒に症状は出ていません。また、感染経路については、県や保健所が調査しているとしています。

南宮中学校は、8月1日から夏休みにはいりますが、あす30日、31日は臨時休業、また、当面の間、校内への立ち入りを禁止、部活動、教室の開放なども中止するとしています。さらに、中体連夏季交流大会への参加も中止するということです。

また市は、男性教員の感染経路が特定できないことから、市内の図書館や公民館など37の公共施設を30日から当面の間、閉館するとしています。

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