【MLB】マーリンズの感染拡大は選手の夜遊びが原因と米報道 「夜、出歩くな」と警告

25日の開幕戦ではフィリーズに勝利していたマーリンズ【写真:AP】

開幕2日前の練習試合の際、複数の選手が感染の広がるアトランタを遊び歩いていた

新型コロナウイルス感染拡大から、8月2日(日本時間3日)までの全試合延期が決定したマーリンズ。感染者が続出している背景として、開幕前に選手が感染拡大中のアトランタで“遊び歩いていた”ことを米TV局「NBCスポーツ」が報じている。

複数の現地報道によると、少なくとも17人の感染が判明し、隔離されているというマーリンズ。27日(同26日)までマーリンズと試合を行っていたフィリーズも、拡大予防措置として31日までのヤンキース戦が延期となっている。

記事では「突然起こった集団感染の原因をMLBもマーリンズも現時点で正式に発表していないが、マイアミ・マーリンズの選手は、集団感染の前にアトランタで出歩いていた」とし、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者の発言を紹介している。

ピッツバーグのラジオ局「93.7 The Fan」に出演したナイチンゲール記者は、シーズン前にブレーブスと練習試合を行った際、複数のマーリンズ選手が滞在中、ホテルを出て、夜遊びをしていたとし、「今回のことは、たまたま運が悪かったというわけではない。バスの運転手からとか、パイロットから(感染した)というわけじゃない。選手の中で、注意を怠った者がいた。少なくとも1人の選手が出歩いて、感染して、周りにバラまいたということだ」とチームの危機管理意識の欠如を指摘。「他のチームにとって注意を喚起するきっかけになるんじゃないかな。『夜、出歩くな』ってね」と語っている。

開幕前の7月22日(同23日)にアトランタでブレーブスと練習試合を行ったマーリンズは、2日後の24日(同25日)にはフィラデルフィアでフィリーズとの開幕試合に臨んでいる。さらに、先発投手が陽性になったにも関わらず、26日(同27日)にフィリーズと試合をすることに決めていたという。

感染者続出中のマーリンズに降ってわいた醜聞。今後、対戦相手のフィリーズも巻き込んだ問題に発展していきそうだ。(Full-Count編集部)

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