長崎県内の感染者数61人 諫早で新たに2人、県議31人は陰性

 長崎県は29日、諫早市の50代女性と40代自営業男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。それぞれ既に感染が判明していた男女の濃厚接触者。健康観察中に症状が出て、陽性に転じた。県内の感染者数は計61人となった。
 県によると、50代女性は25日に感染が確認された20代男性会社員の濃厚接触者。26日の検査では陰性だったが、28日に発熱し、帰国者・接触者外来を受診。検査で陽性が判明した。
 40代自営業男性は、16日に感染が確認された専門学校長崎就職支援カレッジの40代女性訓練生の濃厚接触者。17日の検査では陰性だった。県央保健所は27日、健康観察アプリを介して男性に倦怠感(けんたいかん)などの症状が出たことを知り、翌28日の検査で陽性が判明した。
 ともに医療機関に入院し軽症。一方、浦川基継県議の感染が27日に確認されたことを受け、県は浦川氏を除く全ての県議と、県職員ら計約140人の検査を進めている。県によると、対象となる県議44人のうち31人は検査が終わり、いずれも陰性だった。
 佐世保市で27、28日に感染が確認された20代会社員男性2人は職場の同僚で20日から25日まで業務でほぼ毎日、車に同乗していたと市が29日発表した。市は「不特定多数の市民と接触する業務ではない」としている。現在2人とも市内の医療機関に入院中。

 


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