南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅 日本一長い駅名、京都に譲る 

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「日本一長い駅名」の文字がうっすら残る南阿蘇水の生まれる里白水高原駅=南阿蘇村

 南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅(熊本県南阿蘇村)が、日本一長い駅名の座を京都府の駅に譲った。熊本地震で不通区間となり、復旧を待たずに“称号”を返上することに地元からは惜しむ声も聞かれる。

 同駅(14文字)は日本一長い駅名として1992年に開設、地元や鉄道ファンに親しまれている。2001年に島根県の駅に奪われたが、07年に返り咲いた。通算の日本一は21年以上。京福電鉄(嵐電)北野線の「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」駅(17文字)が3月20日、新たな日本一となった。

 「南阿蘇水の-」駅は2023年夏に再開の予定。駅隣で飲食店を営む渡邊重行さん(64)は「日本一でなくなったのは寂しいけれど、駅に再びにぎわいが戻るのを楽しみにしています」と話した。

 南阿蘇鉄道は日本一を返上後、ホームの駅名標に記された「日本一長い駅名」を消したが、今もうっすら残る。同社は、日本一と記された同駅の記念乗車券(230円)は在庫分まで販売するという。(上杉勇太)