ザ・ローリング・ストーンズ（The Rolling Stones）が1989年にニュージャージー州アトランティック・シティで行い、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズとイジー・ストラドリン、エリック・クラプトン、そしてジョン・リー・フッカーらがゲスト参加したコンサートを収録した未発表映像『Steel Wheels Live – Atlantic City, New Jersey（スティール・ホイールズ・ライヴ–アトランティック・シティ／ニュージャージー）』が2020年9月25日にリリースされることが決定した。この作品は、バンドのアーカイヴからの映像をレストア、リミックス、リマスターされての発売となる。
加えて「Rock and a Hard Place (Live from Atlantic City)」と「Almost Hear You Sigh (Live from Tokyo Dome)」の両A面10インチ・ピクチャー・ディスクがレコード・ストア・デイ[RSD]商品として9月26日にリリースされることも決定。このピクチャーディスクは、世界中のRSD参加店舗でのみ購入可能となる。
1981年以降初めてとなるアメリカ・ツアーとなった 『Steel Wheels』ツアーは、彼らのツアーの中でも最も長く、セットリストが野心的だった。2時間半に亘って繰り広げられるライヴでストーンズはヒット曲だけではなく、新作の『Steel Wheels』からもいくつか新曲を披露した。
「Terrifying」「Sad Sad Sad」「Mixed Emotions」「Rock and a Hard Place」、そして「Can’t Be Seen」などのパワフルな新曲は「Jumping Jack Flash」「(I Can’t Get No) Satisfaction」「You Can’t Always Get What You Want （無情の世界）」「Gimme Shelter」といった定番曲に挟まれている。ストーンズは、彼らのキャリアの中で培ってきた幅広い音楽性と、今後進んでいく方向性を自信たっぷりに示しながら、今までの膨大な作品群を見直していた。
「皆に衝撃を与えるものじゃないと意味がない」と、1989/90年のスティール・ホイールズ・ツアーの記者会見でミック・ジャガーはそう発言した。そしてストーンズは1989年12月、アトランティック・シティ・コンヴェンション・センターで行なわれたこのツアー公演で、その公約を果たした。
本公演のハイライトは、バンドと共演するスペシャル・ゲストだ。ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズとイジー・ストラドリンがストーンズと共に、1968年にストーンズが発表した『Beggars Banquet』収録の「Salt Of The Earth」を初めてライヴで演奏した。エリック・クラプトンは「Little Red Rooster」で得意のスロー・ブルースを演奏し、ストーンズにとってアイドルだったブルース・レジェンドのジョン・リー・フッカーの「Boogie Chillen」では彼らがバックを務めた。
『Steel Wheels Live』は、アトランティック・シティ公演のDVD、Blu-ray、2CD、そして有名な東京ドームでの1990年2月24日スティール・ホイールズ・ツアー公演のDVD、ツアーのメインのセットリストには入っていないレア・トラックをまとめたスティール・ホイールズ・レア・リールズのCDを含めたコレクターズ・セットの6枚ヴァージョン（1SD Blu-ray / 2DVD / 3 SHM-CD）で発売される。
また、限定の180g重量盤カラーLP4枚組、4枚組ブラッックLP 、DVD、Blu-ray、DVD＋2CD、SDブルーレイ＋2CD、そしてデジタル・フォーマットでも発売となる。
さらに日本盤コレクターズ・セットにのみボーナス音源として、1989年にプロモ用に製造されたインタヴューCDからのインタヴュー音源が収録される。
ザ・ローリング・ストーンズ『Steel Wheels Live – Atlantic City, New Jersey』
2020年9月25日発売
フィジカル全7形態で発売
① コレクターズ・セット 1SD Blu-ray + 2DVD + 3SHM-CD
② DVD + 2SHM-CD
③ SDブルーレイ + 2SHM-CD
④ DVD
⑤ SD ブルーレイ
⑥ 4LP（直輸入盤仕様／限定盤）
⑦ 4LPカラー（直輸入盤仕様／限定盤）
9月26日発売 レコード・ストア・デイ限定商品
「Steel Wheels Live」
＜10インチ・ピクチャー・ディスク（直輸入盤仕様）／レコード・ストア・デイ限定商品＞
