熊本県内、梅雨明け 豪雨被災の人吉市で34.5度

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梅雨明けして強い日差しが降り注ぐ中、災害ごみの回収が続く人吉市の被災地=30日午後1時40分すぎ、同市温泉町(高見伸)

 福岡管区気象台は30日、熊本を含む九州北部地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より11日、昨年より5日遅い。県内は高気圧に覆われて気温が上がり、豪雨被害が大きかった人吉市は今年の最高気温34・5度を記録した。

 熊本地方気象台によると、6月11日の梅雨入りから7月29日までの降水量(速報値)は梅雨前線の停滞が長引いたため各地で平年を上回り、天草市牛深の1755・5ミリは平年の3倍を超えた。一方、30日は今年の最高気温を更新した観測地点が多く、熊本市は35度以上の猛暑日に迫る34・9度だった。

 人吉市温泉町の住宅街では、住民らが自宅の片付けに奔走。道路は泥や廃棄する家具を積んだトラックが行き交い、土ぼこりが舞った。民生委員の鈴木節子さん(73)は「水分補給しているが、この暑さでは進むものも進まない」とやり切れない様子だった。(臼杵大介、丸山宗一郎)