児童のコロナ感染に保護者ら衝撃 八代市、心のケア求める声

©株式会社熊本日日新聞社

 50代男性教員の新型コロナウイルス感染が確認された熊本県八代市の小学校で30日、10歳未満の男子児童の感染が判明し、保護者らに衝撃が広がった。

 県によると、男子児童は20~22日に男性教員の授業を受け、24日朝にいったん37度台の熱が出た。連休が明け、通常通り登校した27日に男性教員の感染が確認されたため、翌日に検査を受け、感染が判明した。男児は無症状だが、県内の感染症指定医療機関に入院する。教員から感染したかどうかなど、感染経路については今後調べるという。

 同小は臨時休校を夏休み前日の8月7日まで延長したため、そのまま夏休みに入る。休校中は担任教員らが、児童や保護者に電話などで連絡を取り、心のケアや宿題の指示に当たることにしている。

 同市の北岡博教育長(66)は「ついに子どもが感染してしまい、大変申し訳ない。感染児童が特定され、誹謗[ひぼう]中傷されるような事態にならないよう取り組む」と話した。

 一方、同小に娘を通わせる40代の父親は「これからどう感染が広がっていくか心配。娘は大会に向けて頑張っていたバドミントンの練習もできずに落ち込んでいる」と不安を口にした。その上で、学校や市教委に対して「子どもたちの精神的なケアやすぐにPCR検査を受けられる態勢を整えてほしい」と注文した。 (澤本麻里子、益田大也、元村彩)