「リヴァプール、New Balance時代の秀逸デザインユニフォーム」

悲願だったプレミアリーグ初優勝を果たしたリヴァプール。近年はUEFAチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げるなど大きな成功を収めてきた。

来季からはキットサプライヤーがNew BalanceからNikeに変わる。『Soccerbible』を参考に、NB時代のユニフォームを振り返ってみたい。

2015-16 Away/3rd

NBがフットボール市場に再参入した2015-16シーズン、リヴァプールに提供された3つのユニフォームはかなり決まりきった(突飛ではない)ものだった。

アウェイは白をベースに赤をアクセントを使用。このカラーリングは2ndユニとしては馴染みあるものだった。サードはミニマルな黒の仕上がりで、アウェイとは襟などがかなり違う。

2016-17 Away

このシーズンのホームユニはNB期間中の最大のミスのかもしれない。

ただ、アウェイはこのシーズンのベスト3だった。前シーズンのサードユニを模倣した黒にシルバーのロゴを組み合わせたデザインだ。襟はユニークで、脇には4本の赤いラインが入った。

(蛍光色のサードが微妙だっただけに)ファンはアウェイで打ち止めにして欲しかったかもしれない。

2017-18 Home

(デザイン的に)最弱だったかもしれない2016-17シーズンの後、NBはスイートスポットを見つけ出した。

クラブ創設125周年への敬意を表したホームユニは、新しい記念エンブレムと80年代のレトロな雰囲気が合体。より濃い“Shankly Red”、特大のVネックがアンフィールドに帰ってきたことは歓迎された。

ファンと批評家の心も掴んだ。CL決勝でレアル・マドリーに潰されなければ、歴史に残っていただろう。

2018-19 3rd

永遠に記憶に残る6度目の欧州制覇を成し遂げたことで、ユニフォームの売り上げがクラブ史上最高となった2018-19シーズン。

多くのファンは、紫とオレンジのアウェイユニ(以下画像)のほうがサードに相応しいと思っただろう。

80年代後半の人気のアウェイユニを復刻させたグレイのサードのほうが(本来は)アウェイにふわさしいと。

2019-20 Home

レッズが30年ぶりにリーグ制覇を成し遂げたシーズンを彩る不滅の一着。チーム同様にユニフォームもこの3年間における最高のバランスを見つけ出した。

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ホームユニはふたたび栄光の歴史からインスパイアを受け、80年代初頭のアイコニックな見た目に回帰。

クラブのレジェンドである名将ボブ・ペイズリー氏を回顧するものにもなった。ピンストライプはペイズリー氏が最後に指揮した1982-83シーズン以来となる白に。

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