住宅着工戸数、約5年半ぶりの12カ月連続減

国土交通省は7月31日、6月の新設住宅着工戸数を発表した。持家・貸家・分譲住宅の全分野が減少し、前年同月比12.8 %減の7万1101戸と12カ月連続の減少となった。持家は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり16.7%減の2万3650戸で、11カ月連続の減少となった。

国交省によると新型コロナの影響で展示場来場が減少していることなどが響いているという。総戸数の12カ月連続減は、消費増税の影響があった2014年3月~2015年2月以来。最長は1997年1月~1999年2月の26カ月連続。持家は2014年2月~2015年4月の15カ月連続に迫る減少と今回なった。分譲住宅は7.7%減の2万189戸で8カ月連続の減少。うち戸建ては11.0%減の1万1658戸で7カ月連続減少、マンションは2.0%減の8422戸で2カ月連続減少となった。貸家は13.0%減の2万6666戸で22カ月連続の減少。季節調整済年率換算値は前月比2.1%減の79万戸で2カ月ぶりの減少となった。

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