【新型コロナ】神奈川53人感染、経路不明43人 コロナ病棟の医師も

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で31日、新たに10~80代の男女53人の感染が明らかになった。うち43人が感染経路不明。全体の7割近くを40歳未満が占め、若年層での広がりがみられた。

 横浜市では、市立市民病院の40代男性医師の感染が確認された。コロナ感染症病棟勤務で、市は市中感染と院内感染の両面から調べている。感染防止策は徹底しており、濃厚接触者はいないという。このほか、市内保育園の20代女性保育士も感染。園児14人と同僚2人を濃厚接触者として検査するとともに、31日は休園とした。

 川崎市でも、中原区の認可保育園で20代女性保育士の感染が判明。東京都内在住で27日まで勤務していた。同園は31日から当面、臨時休園とした。同市内では医師の感染も確認された。

 横須賀市では、海上自衛隊の20代男性隊員の感染が確認された。事務職で同僚7人を検査する。

 大和市の40代女性は、県内の医療機関に勤める看護師。県によると、勤務先の医療機関で陽性者は確認されておらず、濃厚接触者はいないという。

 藤沢市では、市下水道部職員の30代男性(同市在住)の感染が確認された。内勤の経理業務に携わっており、市民との接触はなかったという。

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