MHPS 9月に「三菱パワー」へ 名称変更期日決定

 三菱日立パワーシステムズ(MHPS、横浜市)は31日、三菱重工業の完全子会社となって「三菱パワー」に名称変更する期日について、9月1日と発表した。
 MHPSは2014年、三菱と日立製作所の共同出資で火力発電事業を統合し発足した。日立の海外受注案件を巡り対立し、昨年12月、日立が三菱に和解金を支払い、保有全株式も譲渡することで決着。三菱は9月1日に完全子会社化の手続きを完了する。
 同社は「今後はこれまで培った火力発電・環境技術を基盤に発電業界において環境性と経済性、信頼性を兼ね備えたエネルギーソリューションを提供し、世界をリードする発電技術で持続可能な脱炭素社会の実現に貢献する」とのコメントを出した。

 


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