中村法道知事は31日の記者会見で、九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)の並行在来線の経営分離問題について、JR九州の青柳俊彦社長と県庁で協議したと明らかにした。
並行在来線は通常、沿線自治体の同意を得て新幹線開業時にJRから経営分離されるが、自治体の反発も予想される。このためJR九州は昨年、国、長崎、佐賀両県と4者で真摯(しんし)に協議する姿勢を示していた。
知事は「並行在来線は佐賀県にとって大きな課題。具体的な対応策を提案してほしい」と求めたが、青柳社長は従来の姿勢を示すにとどまったという。
未着工区間の並行在来線問題 JR九州と協議 中村知事 九州新幹線長崎ルート
- Published
- 2020/08/01 10:48 (JST)
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