【レッツ!オンライン】音楽ライブ 無観客ステージ配信

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無観客のステージで演奏するアマチュアバンド。カメラを通じてユーチューブで生配信する

 ギターやドラム、ベースをバックに中学生と大学生の女性ツインボーカルがハイトーンボイスを響かせる。目の前に観客はいないが、4台のカメラがメンバーの表情や歌声を間近で捉える。

 岡山市北区表町のライブハウス「トルネード表町」。県内のアマチュアミュージシャンを迎えて演奏の場を提供してきたが、新型コロナウイルスの影響で観客が激減し、5月から業態を変更。観客は入れず、スタジオをミュージシャンに貸し出して無観客のステージを動画投稿サイト・ユーチューブで届けるサービスに特化した。

 これを機に店名も「おかやまメディアサポート」に変えた。7月26日に出演した6人組のバンドはバラードやアップテンポなポップスなどオリジナルの4曲を披露。カメラのスタッフがギタリストやドラマーの表情や手元を撮影し、映像を編集するオーナーの佐藤郁也さん(32)は画面を細かく切り替えながら生配信した。

 コロナ禍で県内でも多くのライブハウスが営業中止や入場人数の抑制を強いられる。出演したバンドメンバー、よしかさん(39)=岡山市=は「配信という形で発表の場を与えてもらえてありがたい。練習の励みにもなる」と言う。

 同店は他の店舗やホールに出向き、そこで披露される演劇や演奏、講演などをオンライン配信する出張サービスも手掛ける。人数制限する催しなどでも、より多くの人に見てもらおうという試みだ。

 佐藤さんは「カメラワークや音質に磨きを掛け、ライブ配信ならではの楽しみ方ができるよう努めたい」と話している。

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 スタジオの利用は2時間程度の練習と30分のライブ配信で1グループ1万5千円。出張配信は1回5万円程度で受け付けている。問い合わせは、おかやまメディアサポート(086―230―1722)。

4台のカメラの映像を切り替えて配信する佐藤オーナー