「適切でない」 上越線脱線事故で運輸安全委報告書

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 昨年6月に群馬県渋川市赤城町樽で発生したJR上越線の脱線事故を巡り、国の運輸安全委員会は31日までに、事故調査報告書をまとめた。沿線斜面が崩壊し、線路内に流入した倒木を含む土砂に列車が衝突したことが脱線の原因と推定。斜面上部の水路の通水不良が崩壊につながった可能性を指摘し、水路を所有する渋川市の管理を「必ずしも適切に行われている状態ではなかったと考えられる」とした。

 報告書によると、水路の日常的な管理は利用者が慣習として自主的に行っていた。同市が関係者と連携を図り、水路設備の点検や通水機能の維持のため管理を継続的に行うことが再発防止に必要だと結論付けた。