新型コロナ、熊本県内で新たに26人感染 3件目のクラスターも

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 熊本県と熊本市は1日、新たに26人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち合志市の40代男性会社員が、熊本市中央区新市街の飲食店利用客と判明。市は、同店の利用客と従業員の計5人が陽性となり、県内3件目のクラスター(感染者集団)を確認したと発表した。県内の感染者数は計216人(うち熊本市82人)となり、5日間で100人以上増えた。31日に感染が判明した中央区の80代男性は重症。

 市によると、飲食店は「NEO BARBIE(ネオバービー)いきなり団子本店」。同店によると、女性従業員がメークや衣装でアニメなどのキャラクターに仮装する「コスプレ」が売り。1人の客に3人の女性が20~30分ずつ交代で対面で接していた。

 客で、最初に感染が判明した菊池市職員の40代男性は7月18日夜に来店。合志市の男性会社員も18日夜に店を訪れていた。28~31日に感染が確認された従業員は10~20代の女性アルバイト3人。うち2人は学生だった。

 店は菊池市職員の感染が判明した27日に営業を休止した。熊本市は厚生労働省クラスター対策班に出動を要請。感染者の発症日から換算し、19日から26日までの来店客を対象に、市新型コロナ相談センターに相談するよう呼び掛けている。

 熊本市は、熊本都市バスの運転手で東区の20代男性や南区の50代女性会社員のほか、南区と西区の20代男性2人と中央区の80代女性の計5人の感染も確認したと発表した。

 一方、県は、造船大手・ジャパンマリンユナイテッド有明事業所(長洲町)のクラスターで、新たにいずれも30代の男性社員12人の陽性が判明したと発表した。11人が長洲町、1人が山鹿市の在住。クラスターは県外在住を含め計74人となった。

 山鹿市の介護老人保健施設「太陽」のクラスターでも、新たに80~90代の女性入所者5人の感染を確認。5人とも27日の検査で陰性だったが、発熱したため31日に再検査し、判明した。クラスターは計36人になった。既に感染が確認されている女性職員の60代の夫の感染も分かった。

 このほか、福岡県の病院に勤務する荒尾市の40代女性医療従事者と、玉名市の30代男性会社員の感染も確認した。(潮崎知博、中尾有希、澤本麻里子)