Rソックスに痛手 昨年19勝の左腕・ロドリゲスが今季絶望に

レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーを務めるチェイム・ブルームは日本時間8月2日、先発左腕のエドゥアルド・ロドリゲスが2020年シーズンを欠場することを明らかにした。ロドリゲスは先週、心筋炎との診断を受けたが、これは新型コロナウイルスに感染した影響であると見られている。レッドソックスはすでにエース左腕のクリス・セールをトミー・ジョン手術で欠いており、ロドリゲスの欠場は大きな痛手となる。

レッドソックスにとっての明るいニュースは、ロドリゲスが完全に回復することが確実視されていることだ。ブルームは「心筋炎の症状は持続するが、心臓の機能に影響を与えたり、心臓を損傷したりするものではない。回復する見込みであり、少し時間がかかるだけだ」とコメント。重症でないことを明言した。

レッドソックスは2020年シーズンの開幕戦の前日にロドリゲスの状態を把握。その時点でロドリゲスを1週間シャットダウンさせたが、2020年シーズン中に復帰できるだろうと楽観視していた。ところが、日本時間8月1日に最新の検査結果を受け取り、ロドリゲスが今季プレーするのが難しいことが判明。ブルームは「彼が今季、完全な状態でプレーするためには時間が足りない」と語り、2020年シーズンを欠場させることを決断した。

現在27歳のロドリゲスは、メジャー5年目の昨年、34試合に先発して203.1イニングを投げ、19勝6敗、防御率3.81、213奪三振の好成績をマーク。自身初の規定投球回到達を果たして勝利数、防御率、奪三振数などの各部門でキャリアハイを更新し、今年はトミー・ジョン手術を受けたセールに代わるエースとして期待されていた。

セールの離脱、デービッド・プライス(ドジャース)の放出、そしてロドリゲスの欠場によって先発投手のコマ不足が加速しているレッドソックス。今後は21歳のブライアン・マタや24歳のタナー・ハウクといったプロスペクトたちにも先発のチャンスが与えられることになるかもしれない。

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