磐梯産の名水で乾杯を 地元有志、条例制定目指す

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磐梯名水乾杯条例の設置を目指し乾杯する出席者

 日本名水百選の磐梯西山麓湧水群がある磐梯町の有志が、水や甘酒、ジュースなど地元産の飲料での乾杯を推進する「磐梯名水乾杯条例」の制定を目指している。アルコール類以外を含む乾杯条例は県内でも珍しく、会津地方にはない。七月三十日、町交流館で理解を深めるための会合を開いた。

 子どもを含め、幅広い世代に地産地消を呼び掛けるユニークな取り組みで、地元産品の消費につなげ新型コロナウイルスの影響で低下している地域経済の立て直しに結び付ける。

 対象は、地酒や甘酒、リンゴやトマトのジュース、野草茶など町内で生産された農産物で、磐梯西山麓湧水群の水も含む。町内での祭事や宴会の席で取り入れるほか、町内の飲食店や宿泊施設にも協力を呼び掛ける。

 今後は条例設置案をまとめ、町議会九月定例議会に議員提出する予定で、十月の条例制定を目指す。十一月に記念イベントの開催も検討している。

 会合には約三十人が出席した。「磐梯名水乾杯条例」の制定を目指す会代表の穴沢一郎さんがあいさつし、鈴木久一町議会議長らが祝辞を述べた。吉田長政町商工会長らがこれまでの経緯を説明し、意見を交わした。磐梯西山麓湧水群の水や町産のリンゴジュース、牛乳、地酒などで乾杯して、条例制定に向けて思いを一つにした。

用意された磐梯町産の飲料