北陸・東北南部が梅雨明け 平年より1週間以上遅く

2日(日)午前10時半ごろの新潟市(撮影:清水祥太 気象予報士)

 きょう2日(日)午前、新潟地方気象台、仙台管区気象台は、それぞれ北陸・東北南部地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年・昨年に比べて、北陸は9日、東北南部は8日遅い梅雨明けとなった。

2日(日)午前10時半ごろの仙台市(撮影:平野貴久 気象予報士)

 きょうの北陸・東北南部地方は一部で雲の出ている所もあるが、晴れている地域が多くなっている。あす3日(月)にかけては雲が多くなり、雨の降る所もありそうだが、向こう1週間は、太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みだ。最高気温は平年並みか平年より高い予想で、厳しい暑さとなる見込み。

 今年の北陸・東北南部地方の梅雨入りは、6月11日とほぼ平年並みだったが、梅雨明けは一週間以上遅くなった。また、梅雨の期間の降水量は、新潟727.0ミリ、金沢738.5ミリ、富山613.5ミリ、福井690.0ミリ、仙台438.5ミリ、山形533.5ミリ、福島466.5ミリと、各地で平年の1.5~2.5倍前後となった。
 2日11時現在、まだ梅雨明けが発表されていない地方は、東北北部となっている。なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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