菊池6回無失点の好投 マリナーズはタイブレークで敗戦

【アスレチックス3-2マリナーズ】(延長10回タイブレーク)@T-モバイル・パーク

マリナーズは先発の菊池雄星が6回無失点の好投を見せ、6回終了時点で2点をリード。ところが、2番手のニック・マーガビシャスが7回表に同点弾を浴び、タイブレークの末、アスレチックスに2対3で敗れた。アスレチックスは先発のマイク・ファイアーズが6回2失点と試合を作り、4番手のホアキム・ソリアが今季初勝利(0敗)、5番手のリアム・ヘンドリックスが今季2セーブ目をマーク。マリナーズ4番手のダン・アルタビラに今季初黒星(1勝)が記録された。

マリナーズは3回裏二死から2本のヒットと四球で満塁とし、カイル・シーガーのタイムリーで2点を先制。一方のアスレチックスは、7回表二死二塁からチャド・ピンダーの1号2ランで同点に追い付いた。試合はタイブレークに突入し、10回表一死二塁からロビー・グロスマンがタイムリー二塁打を放ち、これが決勝点に。なお、マリナーズのカイル・ルイスは3打数1安打で開幕からの連続試合安打を9試合に伸ばしたが、連続試合マルチ安打は6試合でストップした。

マリナーズ先発の菊池は90マイル台前半のカッターを武器に2回まで打者6人をパーフェクト、4つの三振を奪う最高の立ち上がり。3回表一死から内野安打で初めての走者を出したものの、次打者を併殺打に打ち取って打者3人で切り抜け、4回表は再び2つの三振を奪って三者凡退に抑えた。5回表は先頭打者に四球を与えたが、一死後に併殺打を打たせて無失点。6回表は連打でピンチを背負うも、後続3人を力でねじ伏せた。6回89球を投げて被安打3、奪三振9、与四球1、失点0という見事なピッチング。しかし、2番手のマーガビシャスが同点弾を浴び、勝利投手にはなれなかった。

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