果物×漬物、新商品に

山形・渡辺近七商店、「果汁漬」2種発売

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本県産の果物を使い、渡辺近七商店が新発売した「果汁漬さくらんぼ」(左)と「果汁漬らふらんす」=山形市・紅の蔵

 漬物製造販売の渡辺近七(きんしち)商店(山形市、渡辺勉社長)は1日、本県産のサクランボとラ・フランスを使った「果汁漬」を発売した。果物と漬物という本県を代表する二つの特産品の魅力を組み合わせた商品。甘酸っぱくてデザート感覚で食べられ、土産に加え、アレンジ料理の材料としての利用を提案していく。

 商品名は「ちょっぴりしお味 果汁漬さくらんぼ」と「ほんのりしお味 果汁漬らふらんす」。「おいしくておしゃれで少しユニークな、山形らしいお手頃価格の商品」をコンセプトとし、来県者が土産として購入し、他人に紹介したくなる商品を目指した。

 それぞれ本県産サクランボ(佐藤錦、ナポレオン)とラ・フランスを使い、まずは鮮度を保ったまま塩漬け。その後に塩を抜き、県産果汁とシロップで作る甘酸っぱい漬け液に浸した。漬物製造技術を生かし、甘さを引き立てつつ、さっぱりした後味に。さくらんぼの方がやや塩味が濃い。そのまま食べる以外に、冷やしてサラダやヨーグルトの具材にして使うことも薦める。

 パッケージデザインはかわいらしさを追求。表面にしたたる果汁をイメージした模様を描き、裏面はアレンジレシピを紹介するインスタグラムにアクセスできるQRコードを付けた。

 同社の主力商品には「さくらんぼ漬」がある。今回の新商品開発は、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた果物農家を支え、年間を通じて県産果物の魅力を伝える狙いもある。

 7月24、25日に県観光物産会館・ぐっと山形で先行試食販売会を開き、好評を得た。渡辺真一常務は「山形の魅力を発信し、食べ方の提案にも力を入れたい」と話す。開発やデザインに県よろず支援拠点の助言を受けた。

 希望小売価格は共に594円。内容量はさくらんぼが70グラム、らふらんすが二口サイズ5個。ぐっと山形、山形まるごと館紅の蔵、山寺の遠藤物産(以上山形市)丸十仲野酒店(天童市)で扱い、オンラインショップでも販売予定。問い合わせは同社023(643)9498。