「エール」で野間口徹が副音声を担当。「もっと志村けんさんとご一緒したかった」

NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「エール」(月~土曜午前8:00ほか)。新型コロナウイルスの影響により、現在は再放送となっているが、8月3日から放送の第31~36回の副音声を、劇中で梶取保を演じている野間口徹が担当する。

ドラマは、全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」や、「六甲おろし(阪神タイガースの歌)」などを手掛けた昭和の音楽史を代表する福島県出身の作曲家・古関裕而氏と妻で歌手の金子(きんこ)氏をモデルに、主人公の古山裕一(窪田正孝)と妻・音(二階堂ふみ)が二人三脚でヒット曲を生み出すストーリー。

野間口演じる梶取は「喫茶バンブー」を妻・恵(仲里依紗)と経営。職人肌で、コーヒーのいれ方にはこだわりがある人物。お店の名前にひかれ、入店してきた裕一と音が家を探していることを知り、店舗の裏の家を紹介。以降、2人の相談相手になる。

収録を終えた野間口は「録り終えてみて、もっとくだけた方がよかったかな、ナレーションぽくなり過ぎたかな、と反省することばかりですが、自分の声の出番を忘れちゃうくらい映像に見入って、当時のことを懐かしく思い出しながら、とても楽しくできました」と感想を話し、「ただ、タイトルバックで“小山田耕三 志村けん”と読み上げた時は、もっともっとご一緒したかったなという思いがこみ上げてきました」と亡くなった志村さんへ思いをはせる。

そして「副音声では、普段の保らしく、冷静にそして優しく、裕一くんや音さん、恵さんにツッコんだり、保自身にエールを送ったりと、しっかり仕事させていただきましたので、楽しんでもらえるとうれしいです」と聞きどころをアピールした。

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