【気になる一言】風に翻弄されたフェルスタッペン「風が変わって、完全に別のクルマになったようだった」

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 第4戦イギリスGPにさまざまなアップデートパーツを持ち込んだレッドブル・ホンダ。初日のフリー走行ではメルセデスより速く、予選前のフリー走行3回目ではメルセデスの後塵を拝したが、それでもその差はコンマ3秒程度だった。

 ところが、予選が開始されると、その差は徐々に大きくなり、Q3で3番手を獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)に1秒以上の差をつけられてしまった。

 予選後の会見で、フェルスタッペンは次のように振り返った。

「Q3の最後のアタック自体はかなり良かったと思うけど、ご覧のとおり予選が始まってすぐ、開幕3連戦と同じようにメルセデスが手がつけられないくらい速いのがわかった」

「だから、僕はとにかく自分のベストを尽くすことに専念した。そして、それが予選3位という結果だと思う。だから、個人的にはこの結果には十分満足している。特に、ハンガリーGP(予選7番手)の後だけにね」

「でも、レースは違う。レースペースは僕たちとメルセデスはもう少し接近していると思う。でも、だからといって彼らと戦えると言うつもりはない。とはいえ、3番手からスタートするんだから、少なくともそのチャンスがないわけではない」

2020年F1第4戦イギリスGP 予選トップ3会見でのルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 初日のフリー走行ではチームメートのアレクサンダー・アルボンが高速コーナーでバランスを崩してクラッシュした。風の影響はどれくらい関係していたのだろうか。

「最近数年の僕たちのマシンは、サイズが大きくなったため、風に非常に敏感になっている。特にこのシルバーストーンでは、昨日のように、たとえば低速コーナーでは本当にトリッキーだった」

「今日は今日で風が変わって、完全に別のクルマになったようだった。本当に風に敏感なんだ。でも、それはそれで運転していて楽しいけどね」

2020年F1第4戦イギリスGP金曜 アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)がFP2でクラッシュ

 開幕戦でメルセデスにつけられていたコンマ5秒のギャップは、このシルバーストンでは1秒以上に広がってしまった。そのことをフェルスタッペンはどう受け止めているのだろうか。

「特に驚いてはいない。というのも、僕たちはまだ自分たちのマシンについて学習し、改善を図ろうとしている最中なんだ。そんななかでの予選3番手という結果はまあまあだったと思う。Q1からずっと3番手にいたからね。だから、今日の僕たちにはこれ以上できることはなかったと思う」

「Q3の最終のアタックもかなり良かった。最終コーナーで少しミスしたけど、メルセデスと大きなギャップを詰めるため、少しリスクを犯して試してみただけ。だから、現時点では3番手というのは仕方がない。それでも(ハンガリーGPの予選)7番手よりいいだろう。あとはレースだ」

 予選で1秒の差をつけられたメルセデスに、レースでは勝負できるのだろうか。

「普通に考えれば、無理だよね。とにかく、クリーンにスタートできることを望んでいるよ。それができたら、あとはベストを尽くすだけ。できるだけ、彼ら(メルセデス)について行きたい。それができて、少しでも多くのポイントが獲得できれば、ハッピーだね」

 シルバーストンは日曜日も晴れ。果たして、風はレッドブル・ホンダに追い風となるのか、あるいは逆風となるのだろうか。

2020年F1第4戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)