【MLB】女房役が明かす前田健太を獲得した理由 6回無失点快投に「素晴らしい投手」

インディアンス戦に先発し2勝目を挙げたツインズ・前田健太【写真:Getty Images】

前田に背番号「18」を譲った正捕手ガーバー「僕たちは先発投手を求めていた

■ツインズ 3-0 インディアンス(日本時間2日・ミネソタ)

ツインズの前田健太投手が新天地で躍動している。1日(日本時間2日)の本拠地インディアンス戦で今季2度目の先発マウンドに上がると、6回まで内野安打1本に封じる快投で2年連続となる開幕2連勝。三塁を踏ませぬ圧巻投球に、女房役を務めたミッチ・ガーバー捕手も「彼が素晴らしい投手である理由がわかるよ」と“先発”前田を絶賛している。

無観客ながら本拠地ターゲットフィールドでのデビュー戦となった前田。1回2死からリンドーアに四球を出したものの、ここから5回1死まで11者連続で凡退の圧巻投球。3回にはレオン、ジョンソン、ヘルナンデスから3者連続三振を奪うなど、6回をジマーの内野安打1本のみの無失点に抑えた。

MLB公式サイトは、女房役ガーバーの試合後のコメントを紹介。「彼は先発投手になりたかった。それこそがまさに、チーム(ツインズ)が彼を獲得した理由なんだ。僕たちは先発投手を求めていた」と獲得の経緯を明かしている。昨季31発とメジャーを代表する捕手に成長したガーバーは、前田の加入が決まった際に、背番号「18」を譲って「8」に変更したことでも知られている。

7月26日(同27日)の試合ではアビラが女房役を務めたため、2人はこの日が初タッグ。ガーバーは「スプリングトレーニングで彼のポテンシャルを見ることができた」としながらも、実際の試合で組んだことで「彼が素晴らしい投手である理由がわかるよ」と改めて賛辞を送っている。

ドジャース時代にはシーズン途中に何度もリリーフに配置転換となる不遇も味わった前田。新天地ではシーズンを通して先発として、好投を続けることができるか注目が集まる。(Full-Count編集部)

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