美作市長選、萩原氏が3選 出直し選で新人破る

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3回目の当選を決め、あいさつする萩原氏

 市長辞職に伴う美作市長の出直し選は2日投開票され、無所属前職の萩原誠司氏(64)が、無所属新人で元美作市議の安東章治氏(61)との激戦を制して3回目の当選を果たした。

 無所属新人2人が争った市議補選(欠員1)も萩原氏陣営が支援した候補が初当選した。

 当選の知らせを受けた萩原氏は「(補選で自らが支援した候補者が当選し)議会と民意のずれを食い止めることができ、所期の目的は達成できたが、道半ば。多くの市民とともにこのまちの課題解決を目指したい」と抱負を述べた。

 教育長人事案を否決された萩原氏が市議会の支持勢力拡大のため、市議補選との同日選を狙って7月25日付で辞職。混迷する市政の立て直しが求められる中、移住・定住施策や新型コロナウイルス対策の充実などが選挙戦の争点となった。

 萩原氏は、安東氏を擁立した議員勢力への批判を強め、議会改革を主張した。財政状況を改善させた実績や、新型コロナの経済・予防対策、防災施策の拡充なども訴えて支持を広げた。

 安東氏は市政の再建を掲げて観光振興や農業の活性化などに取り組むとしたが、及ばなかった。

 萩原氏の任期は残任期間の2022年3月29日まで。新市議は2日から現市議と同じ来年4月23日まで。

 投票率は64.88%(男65.25%、女64.55%)。2018年の前回を0.81ポイント下回り、過去最低となった。

 当日有権者数は2万3207人(男1万1018人、女1万2189人)。

 萩原 誠司氏(はぎわら・せいじ)旧通産省を経て1999年に岡山市長。2期目途中の2005年、衆院岡山2区から出馬し、比例復活当選。14年の美作市長選で初当選し、18年に再選。岡山県西粟倉村出身。東京大卒。美作市朽木。

◇開票結果◇

=選管最終=

当7729 萩原 誠司 64無前(3)

 7115 安東 章治 61無新

(無効213)