【新型コロナ】神奈川県内で新たに72人感染 42人は感染経路不明

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で2日、新たに10歳未満~70代の男女72人の感染が確認された。重症者はいないが、42人の感染経路が不明という。

 横浜市内では、市立中学校の20代女性教諭の陽性が判明した。発熱した7月26日に薬を服用して解熱し、午後に出勤。27日以降は自宅療養している。

 市教育委員会は、教諭が発熱を報告せず、個人の判断で出勤したことは「適切でない」と指摘。体調不良時は出勤を控えるよう改めて通知する。生徒や教職員に濃厚接触者はいないという。

 また、市交通局の地下鉄保守技術員の20代男性職員の感染も分かった。県警保土ケ谷署の20代男性巡査は交番勤務の当直明けだった同26日の帰宅後に倦怠(けんたい)感と発熱があり、自宅療養して医療機関を受診した。

 川崎市で確認された25人は、同市の一日の感染者数として過去最多。川崎区と市外在住の20代の医療従事者女性2人の感染が確認されたが、いずれも職場に陽性者はいないという。

 横須賀市では、市内の福祉施設で勤務する50代女性の感染経路が分かっていない。

 一方、厚木市の40代男性会社員と小田原市の10歳未満の男児は、既に陽性が判明している同市の40代の男性会社員の濃厚接触者。大和市の20代の男性会社員と50代の男性会社員は、それぞれ東京都で陽性が確認された知人と接触があった。

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