口之津港が「みなとオアシス」に 国交省認定

「みなとオアシス」に登録された市口之津港ターミナルビル周辺=南島原市口之津町(市提供)

 国土交通省が地域振興の核となる港や施設を認定する「みなとオアシス」に長崎県南島原市の口之津港(口之津町)が登録され、同市西有家町の市役所で7月30日、登録証の交付式があった。関係者が登録を祝い、港活性化へ決意を新たにした。
 みなとオアシス制度は2003年開始。登録されると、みなとオアシスのシンボルマークを活用できる。全国140カ所目、県内5カ所目。登録名は「みなとオアシスくちのつ」。

「みなとオアシスくちのつ」の登録を喜ぶ塩田代表(右から2人目)ら関係者=南島原市役所

 交付式で、国土交通省九州地方整備局の長崎港湾・空港整備事務所長の熊野哲也氏が松本政博市長とみなとオアシスくちのつ運営協議会の塩田善之代表(64)に登録証とシンボルマークを手渡した。塩田代表は「今年3月にオープンした市口之津港ターミナルビルを拠点にさまざまな活動を推進するため昨年末に協議会を設立し、登録準備を進めてきた。口之津の魅力をさらに発信したい」と喜んだ。
 今後は、同ターミナルビルの物産広場で新鮮な地元農産物や特産品の販売などを予定している。塩田代表は「コロナ収束後は、フェリー航路の天草・鬼池港(熊本県)の地域の方々と交流を増やしたい。サイクリングイベントや映画の上映イベントなどを思い描いている」と抱負を語った。

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