長崎県高校野球大会 大崎が夏初優勝

【決勝、鹿町工-大崎】夏の大会を初めて制し、喜びを爆発させる大崎の選手たち=県営ビッグNスタジアム

 長崎県高校野球大会最終日は2日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで決勝が行われ、大崎が鹿町工を6-1で下して、夏の大会で初優勝を飾った。
 新型コロナウイルスの影響で中止になった全国選手権長崎大会(甲子園予選)の代替大会。54チームがトーナメントで競った。7月11日に開幕後、佐世保、諫早両市の会場を含め、消毒や体調管理、スタンドの入場制限などの感染症対策を施しながら、約3週間の日程を無事に終えた。
 決勝は大崎が初回に山口留稀哉の中前2点打で先制すると、その後も好機を逃さずに小刻みに加点。守っては坂本安司、田中駿佑の継投で要所を締め、九回の1失点にとどめた。
 大崎の清水央彦監督は「(コロナ禍で)自暴自棄になってもおかしくない中、生徒たちは切り替えてよく頑張った。すごい。生徒たちに何かを残せてほっとしている」と前例のない夏を総括した。


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