のっティで野々市検定 市、電子看板で3日から

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 野々市市は3日から、市内4路線を巡回するコミュニティバス「のっティ」の車内に設置されている電子看板を利用し、「野々市検定」を始める。特産品や野々市じょんからまつりなど地元に関するクイズを出題する。野々市には市外から移り住み、地域のことを十分に知らない人が少なくないため、乗客に楽しみながら市への理解を深めてもらう。

 各バスの運転席後部には昨年11月から、デジタルサイネージ(電子看板)の22インチモニターが取り付けられ、市のお知らせや北國新聞ニュース、天気予報、占い、災害情報などを流している。金沢ケーブルが地域広帯域移動無線アクセス(地域BWA)の回線を使って提供している無線インターネット「スカイLAN(ラン)」を活用した。

 市は広報の2011年4月号から毎月、野々市検定のコーナーを設け、冬を代表する食べ物の市特産品、姉妹都市提携を結ぶ海外都市の名称、第1回野々市じょんからまつりの開催場所などを問うクイズを掲載。19年8月号で100回を迎えて終了した。

 バス車内での検定の問題は、広報に以前掲載したクイズの中から選び、市のお知らせやニュースの合間に随時流す。毎月3問を出題し、3日ごとに繰り返す。問題を更新するペースは利用者の意見も聞きながら検討する。

 のっティは運賃100円で、バス4台で1日当たり計約550人が乗車している。4ルートで市内のほぼ全域を網羅し、JR野々市駅などを乗り継ぎポイントにしており、市内外からの利用者に検定を通じて野々市の魅力を伝える。

 市は毎年、市内在住の小学生に「夏休みのっティ無料乗車券」8枚を学校を通じて配布している。1~31日に使用でき、乗車の機会に検定に挑戦してもらうことも期待している。

 担当者は「検定がバスに乗る楽しみになってもらえればうれしいし、乗客同士の交流のきっかけにもなればいい」と話した。