熊本城ガイドにワイヤレスマイク導入 距離保ち、双方向会話も

©株式会社熊本日日新聞社

ワイヤレスマイクを使って観光客に熊本城のガイドをする本山素子さん(中央)=熊本市中央区

 熊本市の観光ボランティアガイド「くまもとよかとこ案内人の会」(本山素子会長)は、新型コロナウイルス禍における3密を避けつつ、熊本城を楽しんでもらおうとガイド用にワイヤレスマイクを導入した。1日、初めて使用して観光客を案内。イヤホンを通して説明を聞いた観光客には「よく聞こえてとてもいい」と好評だ。

 同会は新型コロナの感染拡大を受け、ガイド方法の見直しを検討。拡声器を使うと、ガイドを必要としない人には声が“騒音”になってしまうことから、観光客と一定の距離を保ちながら案内ができるワイヤレスマイクを採用した。ガイドが使う親機2台と、観光客用の子機15台を購入した。

 1日は本山会長(58)が県内外の観光客2人を案内。3人は片方の耳にイヤホンを付けて城彩苑から特別見学通路を通って、天守閣前広場まで歩き、本山会長が熊本地震での被災状況や復旧の歩みを説明した。親機と子機は双方向に会話ができるため、観光客側からの質問にも応じた。

 地震後、城内に入るのは2回目という広島市の男性医師(34)は「マイクのおかげで声がとても聞きやすく、勉強になった」と満足そう。本山会長は「スムーズに案内ができた。ワイヤレスマイクを使うことで安心安全にお城を見てほしい」と話した。

 同会は、さらに子機を増やす予定。機器は殺菌・滅菌して使用する。(飛松佐和子)