俳優の高岡蒼佑が３日、自身のインスタグラムを更新し、俳優を引退することを発表した。
高岡は、「誇らしくもあり、険しくもあった、役者という道から、本日を持って退かせて頂きます」と報告。引退の理由について、「体力はありますが、気力の限界」などとつづった。
高岡は千葉の高校を中退後、アメリカでホームステイ。帰国後に読者モデルの仕事を始め、１９９９年にテレビ朝日系ドラマ「天国のＫｉｓｓ」でデビューを果たした。
２０００年に公開され興行収入３０億円を突破した映画「バトル・ロワイアル」では、オーディションで応募総数約６０００名の中から主要生徒役を勝ち取った。
０５年公開の映画「パッチギ！」では、「第２０回高崎映画祭」の最優秀新人俳優賞を受賞。０７年には女優の宮崎あおいと結婚したが、このころは全盛期だった。
「０７年公開の不良高校生を演じた『クローズＺＥＲＯ』は大ヒットしてシリーズ化。そして、不良高校生を演じた０８年のＴＢＳ系ドラマ『ＲＯＯＫＩＥＳ』は高視聴率を記録し映画化された」（芸能記者）
事務所移籍と改名を重ね、１１年に宮崎と離婚。そのあたりはあまり仕事がなく、１６年１月には飲み屋で知り合った男性への傷害罪で逮捕されたが、示談が成立し不起訴処分となった。
２０１２年に亡くなった、映画監督の若松孝二が設立した「若松プロダクション」の１９６９年当時を舞台にした１８年公開の映画「止められるか、俺たちを」では、「愛のコリーダ」、「戦場のメリークリスマス」などで知られる１３年に亡くなった大島渚監督を演じていた。
２０１８年には一般女性と再婚していたことを公表し、すでに２児の父であることも報告。波乱万丈の俳優人生だったが、今後は家族のために“第２の人生”を歩むことになりそうだ。
