『アド街ック天国』街の見どころ3位に「女子校生」⇨「見せ物じゃない」「性犯罪を助長」など批判の声

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8月1日にテレビ東京で放送された情報バラエティ番組『出没!アド街ック天国』で、街の見どころなどを紹介するランキングの3位に「女子校生」が選ばれた。

このことについて、ネット上では「女子校生は見せ物じゃない」などの批判の声が上がっている。

テレビ東京は、ハフポスト日本版の取材に対し「街の日常の風景として取り上げたもので、それ以外の意図はありません」と説明した。

飲食店や観光名所と並んで「女子校生」

本放送回では、「横浜・石川町」が特集された。ランキングは1〜20位まであり、飲食店や観光名所が中心に選ばれた。

横浜を「ミッションスクール発祥の地」とし、石川町駅付近にある「横浜女学院中・高」「横浜共立学園中・高」「フェリス女学院中・高」「横浜雙葉中・高」などを挙げ、「名門女子校」として取り上げた。

また石川町の駅を「日本一女子校生が利用すると言われる」と述べ、駅のホームの様子を映し、また駅付近にある「女学生」を意味するリセンヌ小路や、通学路となる山手へ向かう坂を「通称・乙女坂」として紹介した。

カメラでは、道を歩いたり階段を登る制服を着た女子生徒の後ろ姿を捉え、「石川町では通学する彼女たちの姿を見かけます」とナレーションがつけられていた。テロップには「街に女子校生がいっぱい」と書かれていた。

なお、同番組では2010年7月に「横浜・石川町」を取り上げた際も、3位に「女子校生」を選んでいた。

「女子校生は見せ物じゃない」

名所や観光スポット、飲食店などと並んで、街の見どころとして「女子校生」が選ばれたことについて、批判的な声が多く上がっている。

「グロテスク。女子校生は見せ物じゃない」「名門校のことを伝えたいのなら、『女子校生』ではなく『女子校』とすべき」「モノや場所と並べて、消費するのはやめてほしい。彼女たちはそこで生活しているだけ」など、女性を性的対象化しているという指摘が多くあった。

中には、「制作者たちの感覚が今の時代に対応していない」など、番組作りの姿勢を問う意見もある。

また、「女子校生が多い街」という印象を与える取り上げ方をすることで、女子生徒を狙った痴漢や盗撮等の性犯罪を助長するのではないかと危惧する声も多くあがっている。

テレビ東京「日常の風景として取り上げた」

ハフポスト日本版では、テレビ東京に対して、制作の意図や批判の受け止めについて問い合わせたところ、広報局より、以下のように書面で回答があった。

「出没!アド街ック天国」は、地域密着型の「街」紹介番組です。
今回のテーマである「石川町」を取り上げるにあたり、ミッションスクール発祥の地であることや、現在も四つの名門女子校があることの歴史的背景を紹介しました。そして、そこに通う女子校生が利用する石川町駅、リセンヌ小路や乙女坂を街の日常の風景として取り上げたもので、それ以外の意図はありません。

貴重なご意見として今後の番組制作に留意して参りたいと思います。