【新型コロナ】神奈川県内48人感染 半数近くが経路不明

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で3日、新たに10~70代の男女48人の感染が確認された。うち23人が感染経路不明。40歳以上が5割強を占め、年代の広がりが見られた。

 県によると、海老名市の30代女性(職業非公表)と大和市の20代女性(同)は同じ職場に勤めており、既に陽性が確認されていた30代女性薬剤師(大和市)の濃厚接触者とされた。同職場ではほかに2人の陽性も確認されており、職場内クラスター(感染者集団)の可能性があるという。

 相模原市では、北里大学病院(同市南区)に勤める40代女性の感染が明らかになった。リハビリテーション業務を担当しており、市は患者7人を含む濃厚接触者16人の検査を進める。感染経路は不明という。

 横須賀市では、海上自衛隊横須賀基地の20代女性隊員の感染が判明。市外陽性者の濃厚接触者という。本庁第一地域包括支援センター職員で鎌倉市在住の50代男性の感染も確認された。

 藤沢市では、50代女性医師の感染が確認された。市外のクリニック勤務で、コロナ感染者は診察しておらず、東京都内の飲食店で会食の機会があったという。

◆厚木基地でさらに1人

 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は3日、新たに1人の感染者が出たと発表した。同基地関係者の感染は4人目。入国の際に国内空港の検査で判明し、基地に移送して隔離している。

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