県内PCR検査「陽性率」急上昇 WHO指針超え

県衛生環境研究所で行われているPCR検査の前処理。県内の陽性率が上昇している=7月、宮崎市

 新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定された人の割合を示す「陽性率」が県内で急激に上昇している。世界保健機関(WHO)は感染がコントロールできているかを判断する指針として「陽性率5%未満が少なくとも2週間続くこと」を示しているが、宮崎市では感染拡大が始まった7月22日から今月2日までの12日間の1日平均は5.9%、県平均も5.7%に上る。この間の県全体の新規感染者数は175人となっており、関係者は事態を深刻に捉えている。

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