くらし・健幸ーHealth 保健師だよりー

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■災害時、見た目では分からなくても支援が必要な人がいます 発達障がいのある人のために、したいこと
発達障がいのある人は、見た目では障がいがあると分からなくても、支援が必要な場面があります。「わがままや育て方の問題」ではありません。周りの理解や思いやりが本人や家族を支えます。

▼こんなことがつらく感じます
▽変化が苦手
初めての場所や予測がつかないことに強い不安を感じます。当面のスケジュールや空いた時間に過ごす活動など、分かる範囲で見通しを伝えてください。

▽避難所生活になじめないことも
大勢の中では混乱することがあります。部屋の角や別室、段ボールで仕切りをつくるなど居場所の配慮があると安心できます。

▽感覚の過敏さや鈍感さがあります。
苦手な音が大きく聞こえたり、光がまぶしく感じたりする人はイヤーマフや眼鏡など道具を使うと過ごしやすくなることがあります。けがしても平気でいることもあります。大きな傷がないかなど体の様子を確認してください。

▽コミュニケーションが苦手
話し言葉の聞き取りや、困っていることを伝えられないことがあります。実物を見せて質問したり、コミュニケーションボードを活用します。
※人によって苦手なことは違います。家族や本人の状態をよく分かっている人にかかわり方を確認してください。

▼ポイント
(1)なるべく、否定語は使わず指示や予定は具体的に
×「走らない」→〇「歩こうね」
×「そっちに行ってはダメ」→〇「こっちのシートに座ってください」
(2)大声での注意は逆効果
(3)一斉に伝えただけでは理解できないことも。個別の声かけやメモ、掲示を活用(見て分かる工夫が必要)

保健センターにもっと詳しく書かれた資料がありますので(「ご家族向け」「地域の皆様へ」「支援について」など)保健師へお気軽にご相談ください。
保健師 野々原亜紀