副作用ない治療目指す 厚生連高岡病院調剤課長・薬剤師の宮崎さん 日本リウマチ財団が専門職表彰

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賞状を手に受賞の喜びを語る宮崎さん

 厚生連高岡病院(高岡市永楽町)で調剤課長を務める薬剤師、宮崎徹さん(54)が、日本リウマチ財団の専門職表彰を受けた。約20年にわたって関節リウマチ患者に関わり、副作用を起こさない薬物治療に貢献してきた宮崎さんは「受賞を励みに、知識を一層深めて患者の気持ちに寄り添った治療を目指す」と話している。 (田中智大)

 関節リウマチは、体を守る免疫システムが、自分の体を敵と誤認して攻撃してしまう自己免疫疾患の一つで、関節や骨、筋肉などに痛みを引き起こす。

 日本リウマチ財団は、リウマチ性疾患の予防や治療に関する研究や、正しい知識の普及・啓発を目的に活動する。本年度に初めて専門職表彰を設け、医療やケアの向上に貢献した薬剤師や看護師、作業療法士を選んだ。

 宮崎さんは1999年に厚生連滑川病院で勤務した頃から関節リウマチ治療に携わり、2018年に厚生連高岡病院に赴任。現在までの約20年で約250人の患者と関わってきた。薬物治療による副作用を回避するため、患者の臨床検査値や副作用の発生状況などのデータを収集。医師や看護師らと最適な治療計画を立て、患者が最大限の治療効果を得られるように尽力する。

 これまでの経験を基に、全国の病院薬剤師が扱う外来患者への業務対応マニュアルを作成したほか、国内外の学会や講演会で有効な薬物療法の普及活動を行うなど、多年にわたる功績が評価された。関節リウマチについて「薬の服用方法を誤れば副作用をもたらすため、患者の状況を把握した上で丁寧な説明が欠かせない」と強調。受賞を受け「患者が相談しやすい環境づくりに励み、早期治療につなげたい」と話した。