エンゼルスの球団No.1有望株・アデルがメジャー昇格へ

エンゼルスがトップ・プロスペクトのジョー・アデルをメジャーに昇格させる予定であることが日本時間8月4日、明らかになった。エンゼルスはマイケル・エルモシーヨとジャレッド・ウォルシュを降格させており、アデルは産休リスト入りしていたマイク・トラウトともに日本時間8月5日のマリナーズ戦からチームに合流すると見られる。開幕10試合で3勝7敗とスタートダッシュに失敗したチームの起爆剤として期待がかかる。

アデルは「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団1位&全体6位にランクインするなど、エンゼルスでは「トラウト以来の有望株」として大きな期待を集めている。ビリー・エプラーGMはシーズン開幕前、アデルがメジャーへ昇格した際にはベンチ要員ではなくレギュラーとして起用する方針を明言しており、アデルはトラウトと右中間コンビを形成することが予想される。

今季のエンゼルス外野陣は、左翼ジャスティン・アップトン、中堅トラウト、右翼ブライアン・グッドウィンが基本布陣となっており、アデルの昇格に伴い、右打者のアップトンと左打者のグッドウィンはプラトーンでの起用になるかもしれない。右腕の違和感によりMRI検査を受けている大谷翔平の状態次第では、アップトンを指名打者に回すことも可能になる。

昨季のアデルは、A+級、AA級、AAA級の3階級合計で76試合に出場して打率.289、10本塁打、36打点、7盗塁、OPS.834を記録。ただし、AA級での43試合でOPS.944をマークしたのに対し、AAA級での27試合ではOPS.676にとどまっており、メジャーでどれくらい通用するかは未知数だ。今春のオープン戦では10試合に出場して打率.269、0本塁打、OPS.642という成績だった。

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