大谷は右前腕屈筋痛 投手としては今季絶望の可能性大

エンゼルスは日本時間8月4日、右腕の違和感によるMRI検査を受けた大谷翔平について続報を伝え、グレード1~2の右前腕屈筋回内筋痛であることを明らかにした。投球練習の再開には4~6週間を要する見込みであり、2020年シーズンが残り8週間であることを考えると、大谷が今季再びマウンドに立つのは絶望的となった。

エンゼルスによると、大谷は指名打者として出場できる状態であり、故障者リストには入らず、チームとともにシアトルへ移動する予定であるという。患部の状態を見ながら、指名打者としての出場可否を判断していくことになりそうだ。

ESPNのジェフ・パッサンは、エンゼルスが公式発表のなかで用いた「strain」という用語について詳細を伝えており、「strain」は「tear」、要するに「断裂」を意味することが多いという。グレード1であれば、微かな断裂であり、大きな問題にはならないものの、グレード2になると、より明確な断裂となり、プレーに支障をきたす可能性がある。グレード3は完全な断裂を意味し、基本的には手術が必要となる。

大谷は今季ここまで打者として6試合に出場し、打率.148、2本塁打、7打点、1盗塁、OPS.586を記録。投手としては2度の登板で1回2/3を投げ、0勝1敗、防御率37.80、奪三振3、与四球8という数字が残っているが、これが今季の最終成績となりそうだ。

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