駐日米首席公使参列 長崎の平和祈念式典 沖縄知事は欠席

 長崎市は3日、長崎原爆の日の9日の平和祈念式典に、ヒル駐日米首席公使が参列すると発表した。沖縄県知事として初めて参列予定だった玉城デニー氏は欠席することも明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、同県独自の「緊急事態宣言」が出たため。
 米国の参列は、オバマ政権時代の2011年から10年連続。6日に営まれる広島市の平和記念式典にも参列する。在日米大使館は「亡くなった方々を追悼し、平和という共通のビジョンを熟慮する機会となる」としている。
 長崎市の式典には当初74カ国が参列する見通しだったが、その後キャンセルが出ており、市は8日に正式な参列国数を発表する。

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